トラクターとハザードランプ

もう一つの仕事中、車で移動中に気になるシーンを見つけてしまったので停車してしばらく眺めてました。やっぱりとおもい「突撃晩御飯」的にお話しを伺いました。

そのシーンと言うとおじいさんがボロい納屋の扉を開けておもむろにバイクを移動させているシーンです。

カラスの様な黒い鉄の塊、僕も一時サーフィンをやめていた数年間ビンテージバイク歴があるので車種はすぐわかりました、それは「カワサキのSG250」単気筒のシンプルなバイクです。

製造元はカワサキの前身「メグロ」が設計、本当なら「メグロ SG250」として発売される予定だったんですが、
設計中に「KAWASAKI」 に社名変更し「KAWASAKI SG 250 」で発売されたストーリー性のあるバイクです。今売られているエストレヤの原型です。

いろいろ話をしている中で、動かないところから一つ一つ直して乗っているらしく、外観はかなりヤレていますが、数年かけて直してい行くそうです、「若いのに珍しいやつだな」とか「どのバイクが好きなんだ?」とかいろいろ世間話も加えながら、こんな逸話も隠されているようで聞いていたところ、、

メグロマニアから言わせると
どうやらこのバイクはメグロには値しないようで、その理由はクランクケースに大きく打刻されている「メグロ」のトレードマークがないかららしく、「だけどね、ここを見てごらん」とオイルまみれの指で指した部分にすごく小さくメグロって打刻されてました、「このバイクはね、最後のメグロとして設計者の思いと意地がここに込められて刻まれてるんだよ、本来のメグロと比べるとずいぶん価値は落ちるけどね、メグロのオフ会とかに行っても馬鹿にされるんだよ、でもねこのバイクに隠されたそんな秘話が好きで買って直しながら乗ってるんだよ」と笑顔で話してました。

価値のあるもの、人によっていろいろありますが、大金を出して綺麗なビンテージバイクを買って自慢しているマニアよりも、このおじいさんこそ本当のメグロマニアなんじゃないのかなって?
そう思った価値のある時間でした。

ズボンのファスナーは降りてましたが、バイクをいじりながら笑顔で話す姿がとてもかっこよかったです。
先人たちのお話しは意味が深く見習いたい部分が多いにありますね。
帰り際に「開いてるよっ」て言ったら「俺もまだ元気だから勝手に開くんだよ!サンキュー!またおいで」と、どこか粋なおじいさんでした。

シルバーウィークも波には困らなそうですね。どうかいい波に巡り会えますように〜

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